2つのスタイルどちらがお好み? フェラーリ「ポルトフィーノ」日本初披露
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
フェラーリ・ジャパンは2月19日、昨年9月のフランクフルトショーでデビューした「ポルトフィーノ」を日本初披露した。価格は2530万円。ポルトフィーノは、FRレイアウトにリトラクタブル・ハードトップを備えた2+2ボディを持つ、「カリフォルニアT」の後継モデルだ。
ポルトフィーノという名前はイタリア南部にある景勝地として有名な小さな漁村から来ており、マドンナやディカプリオなどのセレブが訪れる高級リゾート地でもある。
デザインはフェラーリデザインセンターが担当。スパイダーと呼ばれるオープントップ状態から、リトラクタブル・ハードトップをルーフアップ(クローズ)すると、スタイリッシュなファストバックスタイルのクーペに変身する。オープン/クローズの所要時間は14秒で、低速走行時でも作動する。オープン時はラゲッジルームに中型の機内持ち込み用スーツケースを2個、クローズ時は3個収納できる。
カリフォルニアTでは明るいシルバーだったフロントグリルはブラックアウトされて開口部が左右に広がり、ヘッドライトも切れ長になったことでワイド感が強調されている。ボディサイズは全長4586 mm×全幅1938 mm×全高1318 mmと、カリフォルニアTより16mm長く、28mm広く、4mm低い。見た目にもワイド&ローな印象だ。
完全新設計されたアルミニウムモノコックボディやリトラクタブル・ハードトップによって、車体剛性は35%強化され、車両重量はカリフォルニアTの1625kgから80kg軽い1545kgに収まっている。
フロントに搭載される3.9L V8ターボエンジンは600PS/7500rpmと40PSアップ、最大トルクは760Nm/3000~5250rpmと5Nmアップし、0-100km/h加速は0.1秒速い3.5秒になっている(※いずれもカリフォルニアT比)。組み合わされるトランスミッションは7速DSG。フェラーリ初搭載となるE-Diff3と呼ばれる電子リア・デファレンシャルは旋回性能を高め、F1-Tracトラクションコントロールとの組み合わせによって直進安定性や中立舵角時のステアフィール向上などにも貢献する。
コクピットはステアリング回りに集約された各種スイッチ類や、タコメーターを中心に各種情報を表示するデュアルTFT液晶を備えたメーター回りなど、フェラーリの文法に沿ったレイアウトとなっているほか、ダッシュ中央に配置された10.25インチのタッチ式インフォテイメントシステムや、速度・回転数・選択ギアなどを表示するパッセンジャー専用スクリーンも装備。さらに風量を高めつつ作動音を抑えたエアコンや、新設計のウインドディフレクターでキャビンの快適性を高めている。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
熊本バス・鉄道5社「交通系ICカードやめます」 停止は年内予定、公共交通の運賃収受は本当にこれでいいのか?
ホンダ「ディオ110・ベーシック」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
日本製SUV危うし!? 日本未導入の中国[GEELY]ハイブリッドSUV「星越L」サーキット試乗! クォリティはやはり高かった!!!
これで十分じゃん! シンプルでライトなアウトドアライフにピッタリなスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
インディ500ウイナー×アステモレッド。チーム・ペンスキーがニューガーデン車の新リバリーを公開
[新型フリード]予約中!! けど旧型モデルはまだ新車で買えるゾ!! 価格上昇気になるなら熟成版を爆安でゲットするのもアリじゃない!?
ヤマハのリンスが2番手で好発進。バニャイアは唯一の1分44秒台で初日最速/第7戦イタリアGP
[知ったかぶり]していないですか? 今さら聞けないクルマ用語
まるで[フランス車]の如き乗り心地じゃない!? 中国[小鵬X9]はアルファード/ヴェルファイア以上のドライバーズミニバンなのか?
「思う存分泣いてくれ」と言いたかったのに……山本尚貴が掛けた牧野任祐への言葉とスーパーフォーミュラ初優勝という大きな転換点
「丸」と「四角」で冷え方に差が出る? エアコンの吹き出し口の形って性能的にはどっちがいいの?
STANLEY牧野任祐、SF初優勝で迎えるGT鈴鹿戦と改めて振り返る苦労「肩の荷がちょっと降りた」
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ